「歩幅が狭い人ほど腰痛になりやすい」って本当?

「最近、歩くのが遅くなった気がする」
「小股で歩くクセがある」
「長く歩くと腰が疲れる…」

実はこうした方の中には、“歩幅の狭さ”が腰への負担につながっているケースがあります。

もちろん、「歩幅が狭い=必ず腰痛になる」というわけではありません。
ですが、歩き方のクセによって、腰に負担が集中しやすくなることはあるんです。

今回は整体師の視点から、「歩幅と腰痛の関係」を患者さんにもわかりやすく説明します。


そもそも“歩幅”ってなぜ大事?

歩くとき、私たちの体は、

  • 股関節
  • 骨盤
  • 背骨

を連動させながら動いています。

つまり、“歩くこと”は全身運動なんです。

その中でも歩幅は、体をしっかり動かせているかを表す一つの目安になります。


歩幅が狭い人に多い特徴

① 股関節があまり動いていない

歩幅が狭い人は、股関節の動きが小さくなっていることが多いです。

すると、本来股関節が担当するはずの動きを、腰が代わりに頑張るようになります。

その結果、

  • 腰の筋肉が疲れる
  • 腰が反りやすくなる
  • 歩くと腰が重だるい

といった状態につながることがあります。


② “すり足”気味になっている

歩幅が狭くなると、足が上がりにくくなり、すり足のような歩き方になることがあります。

すると、

  • 足裏の衝撃吸収がうまくできない
  • 下半身の筋肉を使いにくい
  • 体が前に進みにくい

という状態になります。

そのぶん、腰まわりに余計な力が入りやすくなるんです。


③ 体が前かがみになりやすい

小股で歩く方は、重心が前に偏っていることも多いです。

特に、

  • スマホを見る時間が長い
  • デスクワーク中心
  • 猫背気味

という方は、頭が前へ出やすくなります。

すると、歩くときも前かがみになり、腰の筋肉がずっと体を支え続ける状態になります。

これが腰痛につながるケースも少なくありません。


逆に“歩幅を広げすぎ”も注意

ここで大事なのは、

「とにかく大股で歩けばいい」

というわけではないことです。

無理に歩幅を広げると、

  • 腰を反りすぎる
  • 股関節を痛める
  • 太ももばかり疲れる

こともあります。

大切なのは、“自然に脚が前へ出る状態”です。


歩幅が狭くなる原因は?

歩幅が狭くなる背景には、いろいろな原因があります。

例えば、

  • 股関節の硬さ
  • お尻の筋力低下
  • 足首の動きの悪さ
  • 疲労
  • 痛みへの不安
  • バランス感覚の低下

などです。

特に腰痛がある方は、「痛みが怖くて動きを小さくしている」こともあります。

するとさらに体が固まり、歩幅も狭くなる…という悪循環に入ってしまうんです。


整体師が見る“疲れにくい歩き方”

疲れにくい人は、無理に大股ではなく、

  • 股関節が自然に動く
  • 腕が軽く振れる
  • 足裏全体を使える
  • 上半身に力みが少ない

という特徴があります。

特に重要なのは、“腰だけで頑張って歩いていないこと”です。

歩くときに下半身がしっかり使えると、腰への負担はかなり変わってきます。


まとめ

歩幅が狭い人は、

  • 股関節の動きが小さい
  • 腰でかばいやすい
  • 前かがみになりやすい

などの理由から、腰に負担が集中しやすくなることがあります。

ただし、大事なのは“無理に大股で歩くこと”ではありません。

まずは、

  • 股関節を動かす
  • 長時間同じ姿勢を減らす
  • 軽く歩く習慣を作る

など、体全体を自然に使える状態を目指すことが大切です。

もし、

  • 歩くと腰がつらい
  • 小股でしか歩けない
  • すぐ疲れる

という方は、“歩幅”の中に改善のヒントが隠れているかもしれません。

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